2017年度 沢登り教室 実技5 10/7-8 奥秩父・釜の沢

沢登り教室 実技最終回は、奥秩父の美渓 釜の沢です。
手足の故障、仕事の都合等で、残念ながら3名の方が参加出来ませんでしたが、受講者10名、講師3名で、沢旅を楽しんできました。
10/6(金)翌日早朝出発の為、西沢渓谷入口近くにあるバンガローに夜、集合。みなさん、仕事をして急いで帰って急いで出てくるという強行軍ですが、23時頃には集まりました。しっかりと雨が降っていて、翌日が思いやられる状況ですが、翌朝には止むという天気予報を期待して、軽く懇談した後、就寝。
10/7(土)まだ小雨は降っていましたが、7時半頃出発。水量が多く、例年より早い地点で全員沢靴となります。更に、山の神から先の本流歩きでは、例年は飛び石伝いに渡渉を繰り返すのですが、今年は水流が早く危険なため、数人で肩を組み、水流の緩い所を選んでスクラム渡渉を繰り返します。最も美しいと言われる「千畳のナメ」も、例年の水量であれば浅く緩い流れの中を歩いていくのが快適なのですが、今年は、真ん中を歩く気になれず、流れの端をたどります。
それでも、昼前には雨も止み、15時過ぎには両門の滝の先の幕営適地に到着。ツェルトを設置し、薪を集め、焚き火も安定した所で、お目当ての焚き火宴会。楽しい宴は、何時まで続いたか覚えていません。
10/8(日)朝食をとり、ツェルトを撤収し、出発。水量も平常近くまで戻り、快適に遡行を続ける。途中、高巻きや尾根の下降もあったが、受講者のみなさんも、数か月前とは見違える安定感で無事通過。11時、甲武信小屋着。空身で甲武信ヶ岳を登頂した後、一般道から下山。さすがに全員疲れており、下山はゆっくりであったが、16時過ぎに、バンガローに到着。
変化に富んだ、楽しい沢旅でした。