沢登り教室 Vol.1 丹沢広沢寺・葛葉川本谷

6月13〜14日で講習生12名、講師4名で丹沢の広沢寺と葛葉川に行ってきました。

1日目 広沢寺の岩場
沢登りに必要となる岩登り技術についての練習をしました。
午前はまずトップロープ、懸垂下降の練習をしました。
それぞれ、最初はザックを背負わずに空身で、次は実際の沢登りを想定してザックを背負って岩場を登ります。シューズもクライミングシューズではなくアプローチシューズか沢靴です。 
午後からは固定ロープ+マッシャー(登高器)、マッシャーでの登攀→トラバース→懸垂下降の練習でした。 
15時頃、練習終了。
その後、宴会場兼宿泊場の表丹沢野外活動センターへ移動。恒例の山本シェフによる豪華ディナーでした。

2日目 葛葉川本谷
どうにか崩れない天気の中8:00「葛葉の泉」から入渓しました。
今回が始めての沢登りの方も多く最初は水に入るのを戸惑っていた様でしたがすぐに慣れて積極的に水に入って行くようになりました。
やがて滝も現れてくると水流沿いを「シャワークライム」するルートと「乾いた岩系」を登るルートなどいくつかのラインを取ってロープを張ります。
シャワー組はもうそれこそズブ濡れ状態ですが「水流の中の方がしっかりしたホールドやスタンスが得られる」という教えに従い水の抵抗に立ち向かい修験者のように滝に打たれながら登ってくる皆さんを上からビレイします。
最初はフィックスロープをマッシャーで登りましたが滝の登攀はビレイすることも多く結構時間をとられましたが、そこは安全第一とします。
何度かの休憩と昼食をとりやがて水も枯れていよいよ詰めに掛かります。
休憩している時も心配は「蛭の襲撃」です。何人かやられている方もいましたが大きな被害はなかった模様。
わかりずらい最後の二股を過ぎ左のガレから尾根に上がっていくとやがて三の塔尾根の登山道にたどり着き15分も登ると三の塔に到着です。
たどり着いたピークは生憎ガスで視界なしで晴れていれば相模湾も見下ろせるのでしょうが今日は何も見えない。大休止して集合写真を撮った後は二の塔経由で尾根道を1時間半も下ると入渓地点の「葛葉の泉」に辿り着き終了。
ここで皆さんの感想を発表して終了。お疲れ様でした。


1日目は丹沢広沢寺で岩登りトレとロープワークの練習


懸垂下降の練習


デイナーのお品書き


シシリア風チキンのトマト煮をフランスパンを付けて食する


お疲れ様。乾杯!


葛葉川出合いの駐車場にて出発の準備


フィックスロープをマッシャーで登る


シャワークライムで登る


もうズブ濡れ状態で水流との格闘


三の塔にて